やっとBフレッツプレミアムの回線工事が決定し、いよいよ
工事日となりました。と、いってもすでにLANの配線は済み、
ONU等の設置場所は確保されているので、屋外から
光ファイバを引込むだけです。実はこの工事の数日前に
家の前の電柱まで 光ファイバを引く工事をしていました。
このエリアは新しく 開拓されたばかりの土地(GoogleMap
とかにものってない)の為、Bフレッツがいままできていなくて、
私が最初のユーザとなるようです。
ONU,CTUは2F天井裏に設置してもらい、VoIPは自分で設置しようと思っていたのですが、開通試験をしないといけないとの
ことだったので、仮設置をしました。
工事自体は特に問題なく終了、開通試験も良好でした。
業者が帰ったら、早速、各種テストを実施。
本来なら、NTTが配布しているフレッツ設定ツールにて、各種
設定を行うようになっていますが、それはインストールせずに、
CTUにつながったPCから直接、CTUの設定URL(https://ctu.fletsnet.com/)をブラウザで開きます。まずは、
回線IDや接続先(プロバイダ)の設定を行い、とりあえず動作
するようにします。
速度測定サイトでの計測値は、
・上り 約32Mbps
・下り 約34Mbps
で、フレッツ速度測定サイト(上り,下り不明)では、
・平均速度 99.9Mbps
ユーザー名: speedtest@speedtest.flets
パスワード: ntt-west
という結果でした。
2つのサイトの違いは、
速度測定サイト:Internetでの実測値
フレッツ速度測定サイト:地域IP網までの実測値
であり、この結果から、少なくとも地域IP網までは、ほぼ性能
限界近くのスピードがでているので、速度的にはほぼ問題ない
と思われます。
#地域IP網以降のInternetはプロバイダの速度等がボトル
ネックとなります。
無事、Internetに接続し、パフォーマンスも確認したので、
接続の変更等を行います。
NTT西のBフレッツプレミアムは、基本的に、IPv6+IPsec+RADIUS認証で動作しているようです。つまり
既存のIPv4でのサーバやVPNを使用することはできません。
これは結構前から言われていたことの為、最近はCTUの
VerupとNTTの局内設備の修正により、IPv4でのPPPoEが
つかえるようになりました。具体的にはIPv4でのPPPoEを
カプセル化しIPv6をトンネリングすることで実現しています。
(NTT西での解説ページ)
#しかし、IPSecクライアント動作で約100Mbpsのスループット
がでるルータって、家庭用としては高性能すぎる気がする。
この場合、一見、二重ルータのようにみえますが、実際には
IPv6とIPv4の別ネットワークになる為、二重ルーティングして
いるわけではないようです。このあたりはぐぐっても詳しくは
わからなかったのですが、自分が実験した限りは以下のよう
です。
・CTUの設定ページを開き、[詳細設定]-[PPPoE機能設定]を
ONにする。
・CTUの、[詳細設定]-[接続先設定]はすべて、[自動再接続]
「しない」に設定。
・CTUの[ファイアウォール設定]は「OFF」に設定。
・CTUのLAN側にIPv4のルータを接続し、その下にサーバ等
のPC群を接続する。
・IPv4ルータで、接続先設定(プロバイダ)を行う。この時、
MTUは1438に設定すること。
・VoIPアダプタやSTB等はIPv6動作の為、CTUのLAN側に
接続する。
・CTUのDHCPサーバ機能はONのままで問題なし。追加した
IPv4ルータのDHCPサーバもONで設定する。この時、念の
ため、CTUのDHCPリース範囲とIPv4ルータのDHCPリース
範囲は別ネットワークで重ならないようにする。
例)
CTUのDHCPリース範囲:192.168.24.51~192.168.24.100
IPv4のDHCPリース範囲:192.168.100.11~192.168.100.50
・IPv6系のDNS,Gateway等はCTUのアドレス、IPv4系のDNS,
GatewayはIPv4ルータのアドレス。
各種設定がおわったら、配線を変更
します。左のネットワーク図が実際の配線
です。IPv4系のネットワークから、CTUへは
アクセスできないので、CTUの設定変更等
を行う場合、CTUのLAN側に直接PCを
接続する必要があります。
左の写真は主寝室ベット下に設置したVoIPアダプタです。
右の写真が配線変更後の、2F天井裏。左からONU,CTU,IPv4
ルータ,HUBです。
以上で、予定されていた、宅内LAN配線は終了。工事の
おかげて手が傷だらけになりました....
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