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2006年8月29日 (火)

車載PCメンテナンス 電源編

 ケーブル処理等が中途半端だった車載PCをお盆休み中に
メンテナンスしました。

Nec_0069_1  まずはテキトーに設置してあったPC本体
を引き出して、衝撃対策として、ホーム
センターで購入したナイロンバンドで本体を
締め、そのバンドに衝撃吸収材を接着
します。先代の車載PCは本体ケースに直接貼り付けていたの
ですが、二代目の本体であるS625FCはケース自身がヒート
シンクの為、この方法で固定しています。

Nec_0067_2  PC本体正面から。本体はSUMICOM製
S625FCです。ほぼ同スペックで、S625C
という製品があり、最後までどっちを使うか
悩みました。2つの違いは、完全ファンレス
(S625FC)かそうでないか(S625C)であり、車の中ということで、
動作部分がすくないS625FCを使っています。
 このPCの特徴は、
  1.電源入力DC10-16Vである為、直接、 バッテリーから
     電源を調達できる。
  2.BIOSレベルで電源制御が可能。ACC連動DelayON
     (すぐ起動,10秒後に起動等)及び、ACC連動DelayOFF
     (5,15分後にシャットダウン等)ができる。
  3.BIOSレベルでハードウェアシャットダウンが可能。
    2.でOSが無反応であった場合でも指定時間経過後
    またはバッテリー電圧が10V以下となると強制ハード
    ウェアシャットダウンされる。
というように、車載用にチューニングされています。

Power_1  初代車載PCはリレー回路とDC-AC
インバータを組み合わせた複雑な電源
制御を行っていたんですが、このBIOS
レベルの電源制御が可能となった為、
非常にシンプルかつ高効率になりました。
2 左の図と写真は先代の車載PCの電源系
です。
 先代の車載PC(Celeron-2G,512MB)が、
アイドル時約60W、高負荷時約90W
だったのに対し、今回のシステム
(PenM 1.5G,512MB)では、アイドル時、
約13W、高負荷時約50Wと、大幅に効率化
しています。

 なお、BIOSレベルでの電源制御では自由度が低いため、
とんぼさん作の電源監視プログラムを併用しています。この
ソフトは先代の車載PCでもつかっていたもので、ACC電源
を監視して、OSのシャットダウンを制御できます。
(とんぼさんに感謝!)

Nec_0072_1  運転席の足下左にPCのリモートスイッチ
をつけています。単にACC電源の間に
スイッチをつけただけで、これのON/OFFで
不要な時はPCの電源が入らないように
できます。

 電源の全体の流れを説明すると、
  1.車のキーON>ACCがONとなる。
  2.ACC ONから10秒後、車載PCが起動(PCのリモート
    スイッチがONの場合)。これはセルモータ起動待ち時間
    と電源が安定するまでの時間のDelayです。
  3.(主に休止状態から)OS起動。
  ----PC使用中----
  4.車のキーがOFF>ACCがOFFとなる。
  5.電源監視プログラムにより、30秒後に休止状態に移行。
  6.電源監視プログラムが正常動作しない場合(応答なし等)
    5分後にBIOS制御によってシャットダウン開始。
  7.BIOS制御もうけつけない場合(OS全体がハングアップ
    している等)もしくは、電源電圧が10V以下になった
    場合、強制シャットダウン(電源断)。
となります。

 このPCで困ったのは、車から外してメンテナンスをする場合、
DC安定化電源が必要となること。ACアダプタのコネクタ形状が
特殊な形なので、これさえ手に入ればメンテナンス用電源も
作れるんだけど.....

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コメント

はじめまして、Liroiサンと同様のPCの構成を検討しており(車もレガシィです)、検索にてこのページに辿り着きました。電源に関して質問なんですが、バッ直しているのでしょうか?

投稿: tom | 2006年9月 3日 (日) 17時37分

>tomさん
 初めまして。
 質問の電源ですが、主殿源(常時電源)に関しては、バッテリーから直接取得しています。ACC電源については、それほど電流が流れないので、運転席足下のヒューズボックスから取得しています。

投稿: Liroi | 2006年9月 4日 (月) 09時00分

>Liroi様
御教授頂きありがとう御座います。
やはりバッ直していますか、私もバッ直を検討しておりますが、5Vスタンバイによるバッテリー上がりを心配しております。途中にディレーリレーを入れ指定時間後に電源が切れるようにしようと考えております。(現在リレー入荷待ちです)
完成までもうしばらく掛かりそうですので、また相談に乗って頂けたらと考えております。(勝手でスミマセン)

投稿: tom | 2006年9月 4日 (月) 09時48分

>tomさん
 確かに、前使っていた車載PCでは、待機電流を考えて、USB電流を監視し、それによってディレーリレーを制御していました。今回の車載PCの場合、設置前にDC安定化電源で待機電流を測定してみたところ、ほとんど無視できる程の電力であった為、特に対策していません(実測値は失念しました)。ただし、PCを[休止状態]ではなく[スタンバイ]で維持する場合は、もっと消費電力も増大すると思いますので、その場合は対策が必要かもしれません。
 実運用として、毎日30分往復程度の通勤時間で車載PCを使っていますが、現状、特にバッテリー電圧も低下しておらず、問題ありません。

 車が来年初車検なので、その時にバッテリー上がり対策も兼ねてディープサイクルバッテリーに変えようと思ってます。

投稿: Liroi | 2006年9月 4日 (月) 11時43分

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